
独り言で英語を話すのって本当に効果はある??やり方はどうすればいいの??

『独り言』は英語を習得するための方法として非常に効果的です!!
特にスピーキング力を上げるにはこれ以上の方法は無いと断言できます!!
この記事の内容
- 『独り言英語』を行うメリット
- 『独り言英語』のやり方(どこよりも詳しく解説!!)
- レベル別、独り言英語のやり方
この記事はフィリピン、カナダと留学を経験し、現オーストラリア在住の海外経験豊富な筆者が書き、解説しています。

実際に『独り言英語』を使って英語力を向上させ、今ではネイティブ達と共に仕事する環境で働いていますよ!!
英語が『独り言』で上達する理由!!

『独り言』はあなたの英語力を向上させる上で最善の方法です。
こちらのチャンネル登録者数41万人以上の人気英語系Youtuber“Atsueigo”のAtsuさんも”独り言”で英語力を向上できると断言されています。
AtsuさんはTOEIC満点、英検1級、IELTS 8.5、TOEFL 114点と英語力は日本人の中では間違いなくトップレベル!!
家からセブンイレブンに行って帰ってくるまでの間、英語で独り言。これだけで15分くらい英語話してたんじゃないかな🤔夜だから全然人もいないし、自由にオーディエンスを意識して、成長意欲を生み出す要因について話してみた。英語話す機会って日本でも意識次第で無限に作れます。
おやすみなさい😌
— ATSU (@atsueigo) July 19, 2020
1日11.5時間勉強スケジュール例
9起床
↓準備移動+独り言10m
10
↓単語復習3h
13
↓移動+独り言10m
13.30 R復
↓精読・単洗い出し2.5h
16 L復
↓シャドー・単洗い出し3h
19移動
↓シャドー20m
20
↓単暗記2h
22
↓帰宅+独り言
23
↓
オンライン英会話50m— ATSU (@atsueigo) June 12, 2019
今も引き続き”独り言”で英語力に磨きをかけているようですね!!
以下で、”独り言”で英語を話せるようになる理由をまとめています。
- いつでもどこでも英語を話す練習ができる
- 自分の話したい内容について話すことができるので、途切れずに話し続けることができる
- 実際の会話のように遮られたりしない
- 覚えた単語・イディオムを即使えるので、アウトプットとしての場として活用できる

『独り言』で英語を話すことで、日本人に不足している『英語で話す』というスピーキングの練習を補ってくれますよ!!
『独り言英語』のやり方【6つのポイント】
- “5W1H”を意識
- 時制を意識する
- 覚えた単語・イディオムは積極的に使う
- “文法の間違い”・”英単語のニュアンスの違い”に注意
- テーマから脱線してもOK!
- 録音して、発音を確認
それではどのように『独り言英語』を行えばよいか、押さえておくべき”6つのポイント”について解説していきます。
まずは”5W1H”を意識
独り言英語で文章を作るためにまずは、5W1H(What,Who,Why,When,Where,How)を意識しましょう。

具体例として、『疲れた』をテーマにして文章を作るとして、どのように”5W1H”を使えばよいか考えていきましょう。
【5W1Hを使った文章の作り方(テーマが『疲れた』の場合)】
- WHAT(何に対して):仕事に・人間関係に・勉強に
- WHO(誰に対して):上司に・友人に・先生に
- WHY(なぜ):仕事が終わらないから・同僚が意地悪をするから・成績が上がらないから
- WHEN(いつ・期間):昨日・最近・ここ一年
- HOW(どのように・どれぐらい):かなり・少し・限界を超えるぐらい
⇒それぞれの質問で浮かび上がった答えをつなぎ合わせて文章を作っていく!!
このように、5W1Hを意識し、それらをつなぎ合わせることで自然と文章を作ってくことができます。
“5W1H”は独り言を行う上での基本中の基本。特に文章を考える時は、意識するようにしましょう。
時制を意識
独り言英語では時制を意識しながら、行うことで“英語の時制”を正確に表現することができるようになります。
例として、先ほどの『疲れた』を使って実際に文章を作っていきましょう。
まずは、疲れた”理由”について掘り下げていきます。ここでは、”仕事”で疲れているということにしましょう。
- 疲れている理由が『今日、残業したから』の場合→Because I had an overwork today.
- 疲れている理由が『最近ずっと忙しいから』の場合→Because I have been busy working recently
①は”過去形”、②は”過去完了形”が使われています。

過去形、現在完了形、未来形など時制を正しく使い分けるのって難しいですよね。
独り言英語では、自分のペースで話すことができるので、時制に意識を向けながら英語で話す練習ができます。
時制を意識して練習することで実際の会話でも適格な時制が使えるようになりますよ!!
覚えた単語・イディオムは積極的に使う
英語学習で覚えた単語・イディオムは実際に使うことで、記憶に残りやすくなります。
ここでは、実際にイディオムを文章中に盛り込み、先ほどの”残業した理由”をさらに掘り下げていきます。
”I had to put the finishing touches to the project” (プロジェクトを仕上げないといけなかった)
”But I couldn’t meet the deadline”(締め切りに間に合わなかった)
上記のようなイディオムを使った文章を使えば、残業をした理由を表すことができますね。
また、残業して、『徹夜してなんとか終わらせた』という文章も追加しましょう。
“So I stayed up all night and managed to get it done”(だから徹夜してなんとか終わらせたんだよね)

“put the finishing touches” 「…を仕上げる」”meet the deadline” 「締め切りに間に合う」”stay up all night”「徹夜する」を表すイディオムですよ。
このように覚えたイディオムや単語は、独り言の中で積極的に使いアウトプットすることで、各段に定着率を上げることができます。
“文法の間違い”・”英単語のニュアンスの違い”に注意
独り言で英語を練習する際には文法や英単語のニュアンスの違いについても意識を向けるようにしましょう。
ここまでの内容を例として、さらに掘り下げて見ていきましょう。
例えば、プロジェクトを仕上げないと上司に怒られてしまうかもしれません。
If I didn’t get it done, I might have got told off by my boss.
(もし、終わってなかったら上司に怒られてたかもしれないなぁ)
ここで、”怒られる”という日本語に対して、”get told off” という句動詞を用いていることに注目してください。

叱られるって”scold”を使うんじゃないの??
日本語の『怒る、叱る』は辞書で調べると、”scold”と解説されていることが多いですが、一般的に”scold”は子供に対して叱る時に使われる言葉なのです!!
したがって、ビジネスシーンで”scold”という言葉はふさわしくありません。

でも自分で文法の間違いや英単語のニュアンスに気づくのは難しいなぁ

その場合は、オンライン英会話を活用しましょう。オンライン英会話なら、先生に正しい文法や英単語のニュアンスを教えてもらうことができますよ!!
テーマから脱線してもOK!
テーマに縛られ過ぎないように話を広げていくことも重要です。
例えば、例として今は『仕事が原因で疲れている』という内容で話しを進めていますが、急に『お腹が減った』という内容になっても構いません。
To change the subject, I’m starving.
(話変わるんだけど、すごくお腹減ってるんだよね)
why don’t we go for the ramen shop which is my favorite? Nothing can beat that ramen shop!!
(お気に入りのラーメン屋にいかない?本当に最高なんだ!!)
実際の会話でも急に話が変わるケースは多々ありますので、非常に実践的であると言えます。

speak of~(~の話と言えば),by the way(ところで)など、会話の内容を変える時に使う表現も覚えることができますよ!!
流動的に話題を変えることでネタ切れせず、独り言を延々と続けていくこともできるでしょう。
録音して、発音を確認
独り言で話している英語は、時々、録音するようにしましょう。

録音は1週間に1度くらいで構いません!!
録音することで、発音のクセに気づくことができますよ。
自分の独り言英語を録音して聞くことで発音を矯正することができるのも、独り言英語学習を行う上での大きなメリットです。
『独り言英語のやり方』【まとめ】
では、最後にここまで作ってきた文章をまとめてみましょう。
【独り言英語の例文:テーマ『疲れた』】
I’m tired.
(疲れたよ)
Because I have been busy working recently.
(だってここのところずっと仕事でいそがしいんだもん)
I had to put the finishing touches to the project.
(仕上げないといけないプロジェクトがあったんだよね)
But I couldn’t meet the deadline.
(でも締切りに間に合わなくて)
So I stayed up all night and managed to get it done.
(だから昨日徹夜して、なんとか終わらせられたんだよね)
But if I didn’t get it done, I might have got in trouble by my boss.
(でも、もし終わらせられなかったら上司に怒られていただろうなぁ)
”I’m tired”という、たった二言から、かなり日常に近い会話文を作ることができました。
上記で述べてきた6つのポイントを抑えつつ、5分くらい独り言で話を続けられるとよいでしょう。
電車やバス、もしくはシャワーを浴びている時など、少しでも隙間時間があれば『独り言英語』を取り入れるようにしましょう。

『独り言』を習慣化すれば、あなたの脳は英語脳へと切り替わっていくこと間違いなしですよ!!
【レベル別】『独り言』英語をより効果的に行う方法!!


ここからは、【初心者】【中~上級者の方】とレベルを分けて、より効果的に『独り言』で英語力を向上させる方法を解説していきます。
【初心者】1日の出来事を『独り言英語』で話す!!
初心者の方は『独り言英語』を行うことで、英語を話すことに慣れるようにしましょう。
テーマは取り組みやすい、”今日あった出来事”や、”日々の習慣”などをテーマにするのがオススメです。
- 毎日の習慣(朝の身支度・通勤・通学・ルーティーンなど)
- 今日あった出来事(テストが返ってきた・会社に遅刻した・プレゼンが成功したなど)

実際に『朝起きてから通勤まで』をテーマにして文章を作ってみましょう。
まずは、どういった文章にするかを日本語で作っていきますよ。
【テーマ:『起床して通勤まで』(日本語版)】
- 6時に起きて歯を磨きました。
- 朝ごはんを食べて7時に家を出ました。
- バスに乗りましたが、携帯をいじっていて、降りないといけないところで乗り過ごしてしまいました。
1行目と2行目の文章を作るのはそれほど難しくありません。しかし、3行目の『乗り過ごす』は英語で表現するのは少し難しいかもしれません。
“miss”という単語が日本語の『乗り過ごす』に対応するので、ここでは”miss”を使ってください。
このように、初心者の方は、わからない単語があれば、その都度、調べて積極的に頭の中に英単語のストックを増やしていっていきましょう。
初心者は、わからない表現があればその都度調べる!!
英語表現を調べる際に参考にすると良いサイトも紹介しておきますので、ぜひ参考にしてください。
【英語表現を調べる時に使うべきオススメサイト】
では、上記の日本語を英語にしていきましょう。
【テーマ:『起床して通勤まで』(英語・日本語版)】
- I woke up at 6 o’clock and brushed my teeth.(6時に起きて歯を磨きました)
- I ate breakfast and went out my house at 7 o’clock.(朝ごはんを食べて7時に家を出ました)
- and I took a bus but I played on my phone so I missed my stop.so I was late at work.(バスに乗りましたが、携帯をいじっていて、降りないといけないところで乗り過ごしてしまいました。そして、仕事に遅れました)
初心者の方が文章を作る上で抑えるべきポイントは、あまり深堀りしすぎないこと。深堀りすると文章が複雑なものになってしまい、文章を作るのが難しくなってしまう可能性があるからです。
例えば、『会社でクレームを受けた』という内容で文章を作ろうとする場合、クレームの内容を英語で説明しようとすると、かなり難易度は上がってしまいます。
この場合は、クレームを受けた(=I had a complain from my customer)と表現しておき、次の出来事へ移っていくのがよいでしょう。
初心者は、深堀りし過ぎず、シンプルな文章を作っていくことを心掛けるべし!
また、初心者の方は、一度、ノートに英訳したものを書いてそれを台本にするという方法もオススメ。

ノートは復習にも使えますし、後日見返して、より良い表現がないかを探して、表現力を鍛えるのにも役立ちますよ!!
“初心者向け”独り言英語のコツ【まとめ】
–1日の出来事を順にひたすら独り言で話し、英語に慣れるようにする!
–内容を深堀りするより、出来事を羅列していくイメージ!
– ノートは独り言用の台本!!復習したり、表現力を鍛えるために活用する!

特に『朝の習慣』は、初心者が独り言で英語に慣れる練習としては最適のトピック!!
下記で『朝の習慣に関する英語』を紹介してますので、ぜひ独り言を行う際に活用してみてくださいね!!
【中~上級者】得意・興味ある分野の話を独り言で説明!!
中~上級者の方は、”得意分野”や”興味”のある内容を『独り言』を使って英語で詳しく説明していただくと効果的。
- 得意分野・専攻(仕事での役割・大学での専攻など)
- 興味があること(政治・経済・育児・将来についてなど)
以下のAtsueigoの動画では、YoutuberのAtsueさんの興味がある”TOEIC”について英語で説明されています。
独り言英語の良いところはこのように他人が興味がないことでも延々と好きなだけ喋ることができるという点。

TOEIC対策や問題の構成などはTOEICに興味がある人以外は興味がない話。
この動画では、かなり詳しく話しているけど、興味がない人には地獄ですね。

得意分野・興味ある分野であれば、かなり深く・複雑な内容も説明することができるはず。
したがって、高度な単語やイディオムを使うことができるので、表現力をかなり鍛えることができますよ!!
【中~上級者】 『独り言英語』のコツ
–得意・専門分野の話をテーマにして、英語で詳しく説明するようにする
–レベルの高い単語やイディオムも意識的に使うようにして、英語力の向上を図る
【まとめ】英語は独り言で喋れるようになる!!
最後に『独り言英語』についてまとめていきます。
- 独り言英語はスピーキング力をUPさせる最強の英語学習法!!
- いつでもどこでも、テーマはなんでもOK!お手軽で超簡単!!
- 独り言英語を行う際は6つのポイントを押さえよう!!
- 初心者は独り言で英語を使うことに慣れよう!!
- 中~上級者は『独り言』を活用してさらにワンランク上の英語力をゲット!!

ぜひ、毎日『独り言』を繰り返して、あなたの英語力の向上に励んでみてくださいね!!
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